Vol.36 簡単解説 湿度もリサイクルできる?

前回は、熱交換率について
やさしく解説しました。

熱交換換気は、
捨てる空気が持っている温度を
少し取り戻して使います。

温度のリサイクルですね。

では、湿度は
どうなるのでしょうか。

実は、湿度も一部
リサイクルできます。

■換気すると、湿気も出ていく

室内では、人の呼吸や料理、
入浴、洗濯物などから
水分が発生しています。

換気をすると、
汚れた空気と一緒に
この水分も外へ出ていきます。

特に冬は、
乾いた外気が入ってくるため、
室内が乾燥しやすくなります。

ちゃんと換気したい。

でも、乾燥は抑えたい。

ちょっと難しいところです💦

■湿気を少し受け取る

湿度交換ができる換気設備は、
室内の空気を外へ出すときに、

空気が持っている水分の一部を
換気設備の中で受け取ります。

そして、外気を入れるときに、
受け取った水分の一部を
室内へ戻します。

全部の湿気を
捨てるのではなく、

少しだけ残して
もう一度使うわけです。

水分のリサイクルですね。

■加湿器ではありません

ただし、湿度交換は
加湿ではありません。

換気設備が新しく水分を
つくっているわけではないからです。

室内に水分がなければ、
戻せる水分もありません。

人の呼吸や料理などで
室内に生まれた水分を、

全部捨てずに
一部だけ取り戻している。

ということです。

そのため、

湿度交換があるから、
加湿器が絶対にいらない。

というわけではありません。

室内の乾燥を止めるのではなく、
乾燥の進み方を
少し緩やかにする機能です。

■湿気を全部戻すわけでもない

室内の湿気を
すべて戻してしまったら、

料理や入浴で増えた水分まで
家の中へ残ってしまいます。

余分な湿気は外へ出しながら、
一部だけを室内へ戻す。

湿度交換は、
湿気をため込む機能ではなく、

室内から水分を
捨てすぎないための機能です。

■製品によって違います

熱交換換気であれば、
どの製品でも湿度を
リサイクルできるわけではありません。

温度だけを取り戻す製品と、
温度と湿度の両方を
取り戻す製品があります。

ご自宅の換気設備の
カタログがあれば、

「湿度交換」

「湿度回収」

といった言葉を
探してみてください。

今回、覚えてほしいのは
これだけです。

湿度交換とは、
加湿する機能ではなく、
室内の水分を一部取り戻す機能。

温度だけでなく、
湿度もモッタイナイ。

そう考えると、
少し分かりやすくなりませんか?

次回は、

「換気はなんで大切なの?」

お読みいただき、
ありがとうございました!

改正でした!