Vol.37 簡単解説 換気は、なんで大切なの?
前回まで、
熱交換換気が温度や湿度を
リサイクルする仕組みを
やさしく解説してきました。
でも、そもそもなぜ、
家の空気を入れ替える
必要があるのでしょうか。
部屋が臭くなければ、
換気しなくても大丈夫?
今回は、
換気の一番基本のお話です。
■空気は、見た目では分からない
部屋の空気を見ても、
汚れているかどうかは
ほとんど分かりません。
でも、人がいるだけで
空気は少しずつ変わります。
人は呼吸によって、
CO₂を出します。
汗や呼吸からは、
湿気も出ています。
料理をすれば、
においや水蒸気が出ます。
家具や建材、洗剤などからも、
目には見えない物質が
空気中へ出ることがあります。
見た目は同じ空気でも、
中身は少しずつ
変わっているんです。
■出さなければ、たまっていく
部屋の中で発生したものは、
勝手には消えてくれません。
窓やドアを閉めたままなら、
室内に少しずつたまります。
においは鼻で気づけますが、
CO₂や湿気は、
増えていても
気づかないことがあります。
「臭くないから大丈夫」
とは限らないんですね。
そこで必要になるのが、
換気です。
■古い空気を出して、新しい空気を入れる
換気がしていることは、
とてもシンプルです。
室内の古い空気を、
外へ出す。
その分、新しい外気を
室内へ入れる。
これを少しずつ
繰り返しています。
人が出したCO₂。
料理や入浴で増えた湿気。
室内で発生したにおいや、
目に見えない物質。
それらを外へ出して、
室内にため込みにくくする。
これが換気の役割です。
■窓を開けるだけではダメ?
窓を開けても、
もちろん換気はできます。
風が通れば、
短時間でたくさんの空気を
入れ替えられます。
でも、雨の日。
暑い日や寒い日。
花粉や虫が多い日。
防犯や騒音が気になる夜。
いつでも窓を
開けられるわけではありません。
だから住宅には、
窓を閉めているときでも
少しずつ空気を入れ替える、
24時間換気が
付けられています。
■熱交換は、その次の話
換気をすれば、
汚れた空気を出せます。
でも同時に、
暖房や冷房で整えた空気も
外へ出ていきます。
それはモッタイナイ!
そこで、捨てる空気から
温度や湿度を受け取り、
入ってくる外気へ
パスするのが熱交換換気です。
まず、換気が必要。
その換気で捨てる温度や湿度を、
できるだけ再利用する。
この順番です。
■今日、確認してみよう
今回、覚えてほしいのは
これだけです。
換気は、目に見えないものを
室内にため込まないためにする。
ご自宅の24時間換気が
動いているか。
給気口や排気口が、
家具やカーテンで
ふさがれていないか。
今日、一度
確認してみてください。
換気設備は目立ちませんが、
家の空気を毎日少しずつ
入れ替えてくれています。
次回は、
「空気は、どうやって入れ替わる?」
お読みいただき、
ありがとうございました!
改正でした!