Vol.60 冬の家の湿気の話②換気で何L出ていく?

前々回は、

4人家族の暮らしから、
一日に約12Lの水分が
室内へ出る。

というお話でした。

前回は特別編だったので、

今回は予定していた
冬の湿気の話②へ戻ります。

室内で12L発生しても、
換気でそれ以上に出ていけば、

家の中は乾燥します。

では、換気によって
一日に何Lの水分が
出ていくのでしょう。

■東京の冬に近い条件で計算

今回は、

室温20℃、湿度50%。

外気温5℃、湿度50%。

換気量126㎥/h。

この状態が24時間続くとして
計算してみます。

外気温5℃、湿度50%は、
東京の1月の平均に
近い条件です。

■第三種換気では約16.5L

第三種換気は、

室内の空気を外へ出し、
外の空気をそのまま入れます。

今回の条件では、

換気によって室内から
外へ出ていく水分は、

一日に約16.5L

です。

けっこう多いですよね。

■ヴェントサンでは約10.5L

ヴェントサンは、

排気する空気から
湿気の一部を受け取り、

新しく入れる外気へ戻します。

湿度交換率を36%として
同じ条件で計算すると、

外へ出ていく水分は、

一日に約10.5L

です。

第三種換気と比べて、
約6L少なくなりました。

室内から捨てる水分を
減らしているんですね。

■家で発生する12Lと比べる

4人家族の暮らしから、
一日に約12Lの水分が
発生するとします。

第三種換気では、
約16.5Lが出ていくため、

16.5L-12L=約4.5L

室温20℃、湿度50%を
保つためには、

不足する約4.5Lを
加湿器などで補う計算です。

一方、ヴェントサンでは、
出ていく水分が約10.5L。

家の中で発生する12Lで、
計算上は足りることになります。

この条件なら、

大きな加湿器を使わなくても
湿度50%を保てそうです。

■加湿しなければ何%になる?

加湿器を使わず、

家の中で一日12Lの水分が
発生し続けた場合、

湿度がどこまで変わるのかも
計算してみました。

第三種換気では、

約42%

ヴェントサンでは、

約54%

で落ち着く計算です。

同じ量の水分が
室内で発生していても、

換気方式によって、
室内に残る量が変わるんですね。

■実際の家では変わります

この数字は、

同じ温度と外気条件が
24時間続いたと仮定した概算です。

実際には、料理や入浴の仕方、
人が家にいる時間だけでなく、

レンジフードや浴室換気、
建物の隙間などでも変わります。

そのため、

ヴェントサンを使えば
必ず加湿器がいらない。

訳ではないです。

それでも、

第三種換気では約4.5L不足。
ヴェントサンでは暮らしの水分で
ほぼ足りる。

湿度交換の効果を、
リットルで見ると分かりやすいですね。

ちなみに外気が0℃80%という
寒くて雨か雪の日、どうなるでしょう。
なるほど!という結果になります。

条件を変えると
結果も変わりますので、

ぜひ計算サイトで
ご自宅に近い数字を
入れてみてください。

給気温度と換気負荷の計算サイト

気象庁・東京の平年値

次回は、

夏の蒸し暑い外気から、
換気によって一日に何Lの水分が
家へ入ってくるのか。

第三種換気とヴェントサンで
比べてみます。

お読みいただき、
ありがとうございました!

改正でした!