Vol.63 熱交換換気で、電気代はいくら変わる?

電気代の明細を見ると、

「もうちょっと安く
ならんかなぁ。。。」

と思いますよね。

今回はvol61、計算サイトに表示される
「冷暖房負荷」の話の続き。

エアコンがする仕事と、
使う電気は別のもの。

それを電気代にしてみます。

では、計算サイトを開いて、
一緒に試してみてください。

今回の条件で計算サイトを開く

■692W減ると、いくら?

計算例では、

第三種換気の冷房負荷が912W。

熱交換換気では220W。

その差は692W。

でも「電気代も692W分減る!」

ではありません。

エアコンの効率を表す
COPを3とすると、

692÷3=約231W。

エアコンが使う電気は、
約231W減る計算です。

■一日だと約172円

この状態が、
24時間続いたとすると、

一日約5.5kWhの
電気を減らせる計算です。

電気料金を、
1kWhあたり31円として
計算してみると、

一日約172円。

※丸める前の数値で計算。

お、結構ある!

同じ条件が30日続けば、
約5,150円です。

これは気になる金額ですね。

■毎月5,150円安くなる?

ここは、ちょっと注意です。

今回の数字は、

同じ外気温と湿度が
24時間続くと仮定した
理論上の概算です。

実際には、
昼と夜で気温も変わるし、
湿度も変わります。

エアコンの効率も、
いつも同じではありません。

だから、

毎月必ず5,150円
安くなるという
話ではないです。

夏の蒸し暑い空気を、
そのまま家に入れるか。

温度と湿度を
リサイクルしてから
家に入れるか。

その違いを電気代で見ると、
この条件ではこれくらい。

ということですね。

■換気扇の電気も入れよう

それと、
換気扇も電気で動きます。

ここを忘れたら、
都合のいい計算に
なってしまいます(笑)

第三種換気にも、
ヴェントサンにも、
ファンの電気代があります。

エアコンで減らせた電気代と、
換気扇で増減した電気代。

両方を合わせて、
いくら変わるかを見る
必要があります。

ヴェントサンの電気代を
全部引けばいい、
という話でもありません。

比較する第三種換気も、
電気を使っているからです。

■自分の家の条件で

ご家庭の電気料金に合わせて
単価は変えてみてください。

そして、夏だけでなく、
冬の条件でも
計算してみる。

外の温度や湿度を変えると、
結果も変わります。

「熱交換率が高いから、
電気代も同じ割合で減る」

ということではなく、

換気で入ってくる
熱や湿気が減る。

その分、エアコンの仕事が
軽くなって、
使う電気も減る。

この順番なんですね。

温度だけでなく、
湿気もリサイクルする意味。

電気代に置き換えると、
少し身近に感じてもらえる
のではないでしょうか。

給気温度と換気負荷の計算サイト

次回は、

冬と夏で違う
「湿度交換率」。

同じ換気システムなのに、
なぜ違いが出るのか。
その理由を見てみます。

お読みいただき、
ありがとうございました!

改正でした!