Vol.79 フィルターは、 何のためについている?
前回は、
外の湿度が80%でも、
温度によっては
室内より水分が少ない、
という話でした。
外気を入れるときには、
温度と湿気を一緒に見る。
でも、もう一つ、
入ってくるものがあります。
外のほこりや花粉です。
窓を開ければ、
空気と一緒に入ってきます。
そこで役立つのが、
フィルターですね。
ただ、このフィルター。
何のためについているのか、
考えたことはありますか?
■外から入るものを減らす
給気側のフィルターは、
外気に含まれる粉じんなどを
室内へ持ち込みにくくするために
使います。
花粉や細かな粒子への対応は、
フィルターの種類で違います。
この話は、
Vol.5でも紹介しました。
今回は、もう一つの役割を
見てみます。
■外へ出す空気にも?
例えば、トイレの換気扇。
フィルターがついている
機種がありますよね。
トイレの換気扇は、
室内の空気を外へ出します。
「外へ捨てる空気なのに、
なんでフィルターがいるん?」
ここが今回のポイントです。
トイレットペーパーや、
タオルから出る繊維ぼこり。
それを手前で受け止め、
ファンなど換気扇の内部に
汚れが付きにくくするためです。
部屋を空気清浄機のように
きれいにすることとは、
目的が違うんですね。
■機器を守るフィルター
ファンにほこりが付くと、
掃除が大変になります。
そこで、取り外しやすい
フィルターで受け止める。
奥のファンを掃除するより、
手前のフィルターを
掃除する方が楽ですよね。
外から入る粉じんを減らす。
機器の内部を汚れから守る。
同じフィルターでも、
ついている場所によって
役割が違います。
■ヴェントサンの場合は?
ヴェントサンは、
給気と排気を交互に行います。
そのため、フィルターには、
外からの粉じんだけでなく、
室内のほこりも付着します。
ここで大切なのは、
換気設備のフィルターを、
室内のほこりを集め切る
空気清浄機と同じように
考えないことです。
室内で出るほこりは、
床や家具などの掃除も必要。
フィルターに付いた汚れも、
お手入れで取り除きます。
換気扇があるから、
掃除機はいらないでしょう!
とはならないですよね(笑)
■目的を知って手入れする
フィルターに汚れが付くのは、
空気と一緒に運ばれたものを
受け止めているからです。
ただ、たまりすぎると、
空気が通りにくくなり、
換気量が減ることがあります。
だから定期的に確認して、
掃除や交換をする。
何を取るために、
どこについているのか。
それが分かると、
お手入れが必要な理由も
見えてきますね。
次回は、
「水洗いできるできない?」
洗えるものと、
洗えないもの。
お手入れの方法を見てみます。
お読みいただき、
ありがとうございました!
改正でした!