Vol.76 除湿したいのに、もう寒い!再熱除湿ってなんだ?

前回は、
エアコンの中で
あえて結露をさせ、
空気から水分を取り除く、
という話でした。

困ることもある結露が、
除湿には役立っていましたね。

でも、一つ問題が。

水分を取るために
空気を冷やすので、
部屋も冷えていきます。

真夏なら、
涼しくなってうれしい。

でも、雨の日など、
そんなに暑くないのに
ジメジメする日もあります。

「湿気は取りたい。
でも、もう寒い!」

今回は、その続きです。

■冷やした後に暖める

そこで登場するのが、
「再熱除湿」です。

いったん冷やして、
水分を取り除いた空気を、
暖め直して部屋へ戻します。

「冷やしてから暖める?
何してるん?」

と思いますよね(笑)

でも、それぞれに
役割があるんです。

冷やして、水分を取る。
暖めて、温度を整える。

冷やすのは、
結露させて水分を取るため。

暖め直すのは、
部屋を冷やしすぎないため。

温度と水分を、
それぞれ調整しているんですね。

■暖めても水分は戻らない

結露させて集めた水は、
ドレンホースから
屋外へ出しています。

水を取り除いた後で、
空気を暖め直しても、
その水分は戻りません。

だから、
室温を下げすぎずに、
除湿できるんです。

ただし、エアコンの
「除湿」ボタンが、
全部この方式とは限りません。

冷やすことで除湿する
弱冷房除湿などもあります。

再熱除湿というボタンが
あればこの方式で快適にできます。

■床下エアコンで暖める?

同じような考え方で、
別のエアコンを使って
役割を分ける方法もあります。

例えば、
上の階などのエアコンで
冷房・除湿をして、
床下エアコンの暖房で
冷えすぎる分を補う。

冷房と暖房を両方使う。

言葉だけ聞くと、
無意味に感じます(笑)

でも、目的は、

水分をしっかり取りながら、
室温を保つことです。

一台のエアコンの中で行う
再熱除湿とは構成が違いますが、
冷やして水分を取り、
必要な分を暖める、
という考え方は共通です。

■冬の加湿と似ている?

以前話した気化式加湿器は、
水を蒸発させるときに
室内の熱を使うので、
その分を少し暖房で補う、
という話でした。

冬は、水分を足して、
暖房で温度を整える。

今回の再熱除湿は、
水分を取って、
暖め直して温度を整える。

水分は足すのと取るので反対。

でも、温度と水分を
それぞれ調整するところは、
似ていますね。

■快適にするための仕事

暖め直す分にも、
エネルギーは必要です。

再熱除湿は、
弱冷房除湿と比べて
消費電力が増える傾向があります。

でも、寒くなるまで冷やして
我慢するのも違いますよね。

温度を下げたいのか。
水分を減らしたいのか。

その日の困りごとに合わせて、
使い分けたいですね。

次回は、
中間期のナイトパージ。

昼は暑いけれど、
夜は外が涼しい。

そんな日の外気を使って、
家にこもった熱を
外へ出す話です。

お読みいただき、
ありがとうございました!

改正でした!