Vol.77 昼は暑い、夜は涼しい。 換気はどうする?

前回は、
除湿のために冷やした空気を、
暖め直して温度を整える、
再熱除湿の話でした。

今回は、外の涼しさを
使う話です。

春や秋は、
昼は日差しで暑いのに、
夜、外へ出ると涼しい。

そんな日がありますよね。

「外は気持ちいいのに、
なんで家の中は暑いん?」

このときに使いたいのが、
ナイトパージです。

■家に残った熱を外へ

昼間の日差しなどで、
家の中には熱がたまります。

日が沈んでも、
壁や床、家具にたまった熱が
すぐになくなるわけでは
ありません。

そこで、涼しい外気を入れ、
暖かい室内の空気を出して、
家に残った熱を逃がします。

これがナイトパージ。

夜に窓を開けて涼しくすることも
ナイトパージです!

以前、Vol.27では、
どれくらいの風量があれば
冷やせるかを計算しました。

今回は、
いつ使えばよいかの
お話しです。

■熱交換が裏目に?

例えば、室内は26℃。
外は20℃になったとします。

室内は昼の熱が溜まって暑いので、
外の涼しさを使いたい。

でも、熱交換換気では、
出ていく室内の空気から
入ってくる外気へ、
熱を受け渡します。

せっかく涼しい外気を、
暖めて入れているんですね。

冬ならありがたい。

でも、今は室内の熱を
外へ逃がしたいところ。

熱交換が仕事熱心(笑)

■涼しさをそのまま使う

ヴェントサンには、
「換気(ナイトパージ)モード」
があります。

いつものように
給気と排気を反転せず、
一方を給気、
もう一方を排気に固定します。

熱交換を行わず、
涼しい外気を取り込む運転です。

窓を大きく開けて
風を通すと一気にできますが、
それだと虫やほこりも入ってきちゃう。
換気扇がその代わりをしてくれます。

■夜だから、ではなく

使う時は、

室内に、逃がしたい熱がある。
外は、室内より涼しい。

この組み合わせです。

外が涼しくても、
室内がちょうどよい温度なら、
さらに冷やす必要はありません。

まして、暖房したい夜なら、
その熱を残したいですよね。

反対に、朝一でも昼間でも、
外の方が涼しくて、
室内を冷ましたいなら、
外気を使える場合があります。

名前はナイトパージですが、
時計だけで決めるものでは
ないんです。

■冷えたら、切り替える

家が十分に快適になったら、
冷やすための運転は
終わりにします。

ヴェントサンなら、
通常の熱交換モードへ戻します。

換気そのものは続けながら、
今度は、つくった室温を
保つ方へ切り替えるんですね。

また、外の方が暑くなれば、
熱交換は外から入る熱を
減らす側に働きます。

残したい熱なら、熱交換。
逃がしたい熱なら、
涼しい外気を利用する。

春や秋の中間期は、
この使い分けが役立ちます。

■涼しければ何でもいい?

ただ、一つ気になることが。

外気は、涼しさと一緒に
湿気も運んできます。

「外は涼しいけれど、
湿度は80%。
入れて大丈夫?」

温度だけで決めてよいのか、
という話ですね。

次回は、

「夜の外気は湿度80%。
入れたらジメジメする?」

温度と湿度を一緒に見て、
外気を入れる条件を
考えてみます。

お読みいただき、
ありがとうございました!

改正でした!