お役立ち情報!パッシブデザインの為の住宅設備を考えるシンポジウム【東京】のご案内

パッシブハウスジャパン主催のセミナーのご案内です。
ヴェントサンの展示を予定しています。ご来場をお待ちしております。

■内容
2009年竣工の鎌倉パッシブハウス以降、様々なパッシブハウス・プロ
ジェクトにおいて、換気、冷暖房設備の選定や施工に関するアドバイスを
行ってきたエコモの三原正義氏を講師として招き、これからパッシブハウ
スクラスの性能を有する住宅の設計・施工を手掛ける全ての実務者に向け
た内容のセミナーを開催いたします。

セミナー会場では設備メーカーによる展示ブースがございますので、当日
はお早めに会場にお越しください。

■開催日時
 開催日:2019年12月9日(月)13:30~19:00 (受付 13:00~)
 会場名:品川シーズンテラスカンファレンス
 会 場:品川シーズンテラス3階ホール
 住 所:東京都港区港南1丁目2−2番70 

■講師:三原正義氏、森みわ氏

■定員: 80名 (定員になり次第終了)

■参加費
PHJ賛助会員2,000円 省エネ建築診断士4,000円 一般6,000円
懇親会 4,000円 

■主催 一般社団法人 パッシブハウスジャパン

先日の盛岡会場に参加された植田優さんから寄せられたコメント:

10月21日に盛岡で行われた、「パッシブデザインのための住宅設備を
考える」シンポジウムに参加した。

PHJ代表の森みわさんから「夏見邸の事例報告」、設備設計・施工の立
場から、三原正義さんの換気・暖房設備に対する考え方、同じく設備設計
・施工者の横山直紀さんからは、パッシブハウスの設備設計施工事例発表、
そして建築家の西方里見さんを交えた、パネルディスカッションと、内容
の濃いシンポジウムであった。

パッシブハウス又はパッシブハウス級の暖・冷房設備の最前線の話は、日
本の省エネ基準住宅をクリアする住環境にさえ生活できていない多くの人々
と大きく乖離しているが、それでも地道に、「パッシブハウス及びパッシ
ブハウス級の住宅」の啓もう活動に取り組んでゆく必要を改めて感じた。

住宅設計者にとって、暖・冷房・換気・給湯の設備は最後の課題として悩
ましい問題である。

「パッシブハウス」の基本的考え方である、「躯体の性能を限りなく良く
して、換気・ 暖房・給湯等の設備を極力シンプルにする。」を実践して
ゆけばよいわけだが、パッシブハウス又は、パッシブハウス級の住宅では、
設備の選択肢が広がり、設計者の考え方を建て主に十分説明した上で決定
することになる。

私が住んでいる岩手県盛岡市は、本州の県庁所在地の中で、冬季に一番寒
くなる都市であるが、最近は地球温暖化の影響もあり、夏季のエアコン等
による室内の温度・湿度のコントロールも必要になってきているので、夏
季対策も必須である。

私はこれまで、住宅における暖房・換気・給湯を色々試している。
熱交換換気・暖房システム、パッシブ換気+深夜電力・蓄熱暖房、薪・ペレ
ット兼用ストーブ暖房、第1種(3種) 換気システム+ふく射パネルヒー
ター(熱源:灯油、空気熱ヒートポンプ、地中熱ヒートポ ンプ)、第1種
換気システム+ヒートポンプエアコン、灯油炊きボイラー給湯、空気熱ヒー
トポンプ式給湯などである。

最近の住宅の設備を考える上でいつも頭にあるのは、10年ほど前に森さん
の引率で見学したドイツの「パッシブハウス」で、熱交換換気システムに
少しのヒーターを補う事で、全館換気と暖房している事例を体感したこと
である。

給湯は、太陽熱温水器にペレットボイラーを組み合わせたものなどが、印
象的であった。今後もなるべくコストがかからずシンプル且つメンテナン
スも容易で、快適性も高い、そんな住宅設備を模索していきたい。

東北支部 植田優さん

下記ホームページからお申込みください。
http://passivehouse-japan.org/ja/news/20190826/