Vol.69 前回の続き。冬でも同じくらい電気代が減る?

前回は、夏の冷房と
換気扇の電気を合わせて
比較しました。

今回は、その冬版。

冷たい外気を入れると、
暖房はどれくらい
頑張るのでしょう。

■外は5℃、室内は22℃

今回は、

外気温5℃。
室温22℃。
換気量126㎥/h。

床面積100㎡、
天井高約2.5mの家を、
1時間に0.5回換気する
想定です。

エアコンのCOPは3。
電気単価は31円/kWh。

まずは、入ってきた空気を
暖めるための電気と、
換気扇の電気を比べます。

加湿器の電気は、
次回に分けて見てみます。

■第三種換気は5℃の外気

第三種換気では、
給気口から冷たい外気が
そのまま入ってきます。

今回は5℃。

これを22℃まで暖めるので、
温度差は17℃です。

この換気量と温度差では、
暖房負荷は約707W。

これは、エアコンが
使う電気の数字ではなく、
必要な暖房の働きです。

■熱をリサイクルすると?

ヴェントサンSPは、
室内から出る空気の熱を
新しく入れる空気へ渡します。

温度交換率を87%として
計算すると、

給気温度は約19.8℃。

5℃のまま入ってくる場合と、
ずいぶん違いますね。

そこから22℃まで
暖める負荷は、

約92W。

暖房負荷の差は、
約615Wになります。

■暖房の電気に直す

今回はCOPを3とします。

暖房負荷の差を
3で割ると、

615W÷3=約205W。

エアコンが使う電気は、
約205W減る計算です。

プラス、換気扇の電気も。

■換気扇は6W多い

換気扇は前回と同じ条件です。

第三種換気のパイプファンは、
60Hzで1台4W。
3台で12W。

ヴェントサンは、
1台3Wを6台で18W。

第三種換気の風量は、
フードなどの抵抗を考え、
合計126㎥/hとする
比較上の想定です。

ファンの電気は、
ヴェントサンのほうが6W多い。

なので、

205W−6W=約199W。

暖房と換気扇を合わせて、
約199W減る計算です。

■30日で約4,440円

この差が24時間続くと、
一日約4.8kWh。

電気代では一日約148円。

同じ条件が30日続けば、

約4,440円の差。

※丸める前の数値で計算。

夏の例では約5,015円。
今回の冬の例では約4,440円。

どちらも、換気扇の電気を
含めた比較です。

ただし、夏の計算には
冷房と除湿の負担を含め、
今回は空気を暖める分だけ。

加湿まで含めた冬の全体像は、
もう少し先で見ていきます。

■家全体の暖房代ではないです

今回比べたのは、
換気で入る空気を暖める電気と、
換気扇の電気です。

壁や窓から逃げる熱などは、
この数字に含めていません。

それでも、

換気扇だけでなく、
冷暖房の電気も合わせて見る。

この大切さは、
冬でも同じですね。

給気温度と換気負荷の計算サイト

次回は、

「同じ湿度にするなら、
加湿器はどれだけ働く?」

実際の加湿器を例に、
使う水と電気、
給水の手間を見てみます。

水を足すのも、
誰かのお仕事ですからね(笑)

お読みいただき、
ありがとうございました!

改正でした!