Vol.70 同じ湿度にするために、加湿器は?

加湿器の水がなくなると、

「あ、また給水か。。。」

冬になると、
このお仕事が増えますね。

サボってると怒られるし。(誰に?)

前回は、暖房と換気扇を
合わせた電気代でした。

今回は、乾燥させないために
加湿器がどれだけ働くのか。

実際の機種で見てみます。

■48%くらいならいい感じ?

冬の湿気の出入りは、
Vol.60で計算しました。

今回は前回に合わせて、
室温を22℃にします。

外気は5℃・湿度50%。
換気量は126㎥/h。

生活から出る水分には、
ドイツ環境庁が紹介する、
4人暮らしで一日約12Lという
目安を使います。

呼吸や入浴、料理などを
合わせた数字です。

この水分が室内に加わり、
空気が均一に混ざるとして、
同じ条件が続いた場合。

加湿なしの湿度は、
第三種換気で約37%。
ヴェントサンで約48%。

※湿度交換率36%を使った概算。

今回は、第三種換気でこの約48%に
近づけてみようという事です。

■一日約6.8Lの加湿

同じ湿度にするためには、
第三種換気では、

一日約6.8L。

水分を補う計算です。

2Lのペットボトルなら、
3本とちょっと。

毎日です。

なかなかの水量ですね。

ヴェントサンは、
今回の条件では生活の水分で
約48%になる計算なので、
追加の加湿は不要です。

ただし12Lは生活の目安で、
家庭によって変わります。

玄関の開閉やレンジフード、
隙間からの空気の出入りは、
今回どちらにも加えていません。

■実際の加湿器なら?

今回の例は、
象のマークののスチーム式加湿器です。

メーカーの仕様では、

タンク容量は4L。
定格加湿能力は480mL/h。
加湿時の消費電力は410W。

この能力で約6.8Lを
加湿するとしたら、

一日約14時間分の運転。

に相当します。

※丸める前の水量6.75Lで計算。

全力で加湿して、
約14時間分。

結構、働いてもらいますね。

■水はタンク約1.7杯分

4Lのタンクに対して、
必要な水は約6.8L。

つまり、

毎日、満水タンク
約1.7杯分の水。

最初に満水にしても、
一日分には足りません。

途中で水を足す必要が
あるんですね。

水を用意して、
給水して、お手入れして。

電気代の明細には出ませんが、
毎日の作業です💦

■電気代も計算すると

410Wで約14時間分。

電気料金を
1kWhあたり31円とすると、

一日約179円。
30日で約5,400円。

加湿運転分の目安です。

湯沸かしの立ち上げ時は
985Wですが、その電気は
今回の計算に加えていません。

自動運転などでも
実際の使用電力量は変わります。

そして、この約5,400円を
前回の差額にそのまま足して、
「合計これだけお得!」
とするのは早いです。

加湿器が出す熱も、
室内の暖かさに関係するから!

暖房機としても使えるわけ!

ここは次回のお話です。

■電気代だけではない違い

湿気を捨てすぎなければ、
加湿器へ入れる水も、
必要な運転も減らせます。

さらに、給水の手間も。

「水を足すくらい」と
思うかもしれませんが、
冬の間、毎日です。

その仕事が少なくなるのも、
うれしいですよね。

生活から出る水分量の参考資料・ドイツ環境庁

次回は、

「加湿器の種類で、
電気代はなぜ違う?」

水を沸かすスチーム式と、
風を当てる気化式。

加湿器の電気が少なければ、
家全体でも省エネなのか。

水が蒸発するときの熱から、
見てみます。

お読みいただき、
ありがとうございました!

改正でした!