Vol.53 2階は、なぜ夜まで暑い?
前回は窓を開けても、
家に残った熱までは
すぐに消えない。
というお話でした。
特に暑さが残りやすいのが、
住宅の2階です。
夜になっても、
階段を上がった途端に暑い。
寝室へ入ると、
空気がモワッとしている。
暖かい空気が
上へ上がるから?
もちろんそれも理由の一つ。
でもそれだけではありません。
■暖かい空気は上へ移動する
これは想像しやすいですよね。
ただし、それプラス!
2階の上には、屋根があります。
アチアチの屋根です。
■屋根は一日中、日差しを受ける
屋根は昼間、
強い日差しを受け続けます。
屋根が受けた熱は、
屋根材→小屋裏や断熱材→天井。
という順番で、
少しずつ室内へ伝わります。
2階は屋根に近いため、
その影響を受けやすい場所です。
外の気温が下がっても、
屋根や天井に残った熱は、
すぐには消えません。
日が沈んだあとも、
天井から室内へ
熱が出てきます。
だから2階は、
夜まで暑いんですね。
■夕方の西日も入ってくる
それともう一つ。西日です。
西側の窓や壁には、
夕方まで日差しが当たります。
特に2階の窓は、1階の窓よりいい景色。
夕日がきれい。ってことは熱が来てる。
キレイな夕日に向かって、
お前のせいで暑いんやぁ!って言っても
お天道様は寒くなってはくれません。
あぁ寝る時間になっても暑い…。
■屋根の熱は遅れて届く
しかも、屋根が一番熱くなる時間と、
2階が一番暑くなる時間。
2階の方がちょっと遅れてやってくる。
昼間に屋根が受けた熱は、
少しずつ室内へ伝わります。
だから外の気温が下がり始めても、
屋根から入る熱は
すぐに止まりません。
日が沈んだあとも、
天井の温度が高ければ、
室内の空気を暖め続けます。
昼間に屋根が受けた熱が、
遅れてじんわり2階へ
届いているんですね。
■どこが暑いかで原因が違う
同じ2階の暑さでも、
家の中を見てみると、
原因の違いが見えてきます。
西側の部屋だけが
夕方から暑くなるなら、
西日の影響が考えられます。
窓が問題かも。
2階全体で、
天井から熱を感じるなら、
屋根から入った熱。
天井の断熱材が問題かも。
なので、どこから熱が入っているのか。
どこに熱が残っているのか。
それを見つけることが、
暑さ対策の第一歩です。
2階が暑いのは、
暖かい空気が上がるからだけではない。屋根や窓から入った熱が、
時間差で届くこともある。
ということですね。
屋根から入る熱を減らすためには、
断熱が大切です。
でも、断熱材で家を包むと、
一度入った熱まで
逃げにくくなりそう?
次回は、高断熱住宅は、
夏に暑くなるのか。
お読みいただき、
ありがとうございました!
改正でした!